節約

子供の世話にはなりたくない、迷惑をかけたくない話【2】


赤いりんごの木


前回の記事は
子供の世話にはなりたくない、迷惑をかけたくない的な話【1】
で、どうぞ。


■私はお金で解決しました

 もしかしたら、介護面の話で子供に頼らないと思ってるのかな?とも思うのですが、同居か、引き取ってもらうっていう話で迷惑をかけたくないというお話なのかと。

 残念ながら、同居だと必ず子供が親を介護することになってしまいます。ですから、本当に子供に迷惑をかけたくないのであれば、独立して暮らすことが望ましいでしょう。

 私自身は親が病気で苦しんでいる姿を見るのつらくて、あまり会いに行かずに、お金で解決した子供なんですね。バリアフリーの家に引っ越しをさせたり、わずかばかりの仕送りをしたりしました。幸い、親とは幼稚園の頃に生き別れていたので、親に対して、あまり思い入れがなかったのです。親とは少し離れた場所に住んでいましたし、私自身、仕事で疲れていて遠出できる体力もなかったことも関係して、余命が短くなっても、なかなか会いに行くことはできませんでした。

 もともと5年に1度くらいしか会っていませんでしたし、電話も2~3年に一度くらいしか、かかってこなかったので、最期のほうは、1年に何回も私に会えるようになっただけで喜んでいました。


グラスの赤い花


■親のために子供が犠牲になるのが、いいことだとは思わない

 私がお金を出すまで、65歳くらいまでは母も風呂なしの家に住んでいました。「母親はもう長くない。」と思い始めた頃に、自分が後悔しないようにと、私がお金を出して、お風呂のあるバリアフリーの部屋に引っ越しをさせました。

 そして、発達障害の兄と働きすぎで精神を病んでいる私が、少しだけ仕送りをしてました。正直、私はもともと働きすぎで病んでるのに、親にお金をつぎこんだせいで、もっと病みました。母親には私が精神病を病んでいることは秘密にしていましたから、心も体もボロボロなのに親に精神的・経済的に頼られるは、とても、しんどかったです。

 金銭的にもしんどいのに親の心のケアまではできないと、役所などに色々と問い合わせ、病気の母がなんとか自立して暮らせるように算段しました。結局、お金で解決したのです。そして、そのお金は、私が腰椎ヘルニア(激痛系)、頸椎脊柱管狭窄症(激痛系)、うつ病(心が激痛系)、腱鞘炎、腓骨神経麻痺(足が動かなくなる系)、脳貧血などなどの病気になりながら、命を削りながらかせいだお金。


■私自身が治療を拒否し、尊厳死を望む理由

 私の友人が、親の病気+生活苦のおかげで死にました。親が死んだ方が解決できた問題なのに、彼女が優しい子で自ら進んで生活の面倒をみたがったのか、支援が得られず、みざるをえなくなったのかはわかりません。彼女が家族の問題を自分一人で抱えて頑張った結果、彼女自身がうつ病になって自殺しました。まだ20代半ばでした。親、特に母親が更年期障害や生活苦でうつになっていたらしく、母親からの「もらいうつ」だったという噂でした。

 親に全くお金がなくて、子供にちょっとでも財産や仕事があったら、こうなるのです。私はそれがいやで18歳で父親と縁を切りました。その後、すぐに父親は亡くなりました。

 1話目でも書きましたが、社会福祉は子供も親族もいない人優先です。あるいは、誰も働けない家が優先、ということなのです。


生け花


■父の死にざまと母の死にざま

 働かずに子供にお金をタカる気まんまんだった父に比べれば、「死ぬのが怖い」と泣き言を言いすぎて私のノイローゼを悪化させた死に方でしたが、一人で死んだ母のほうがましでした。一生、7万~9万円の給料で、風呂もなく、雨漏りのするアパートに一人暮らしをしていた母。(つい、7年前平成22年の話です。)それっぽっちの給料で、厚生年金も国民年金基金も全て払って、老後に人に借金もせず、一人暮らしを続けて死んだ母は立派でした。一人の女性として、彼女の生きざまを尊敬しています。

そして、平成29年の今でも、地方ではこんな生活のまま死んでいく人がいて、都会では、可愛い服じゃないと着たくないだとか、かっこいい靴じゃないと履きたくないという子もいます。

まあ、所詮、世の中は不公平で不条理なものなのでしょうね。

子供の世話にはなりたくない、迷惑をかけたくない的な話【3】に続きます。