節約

資産運用はちょっと時給のいいアルバイト

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■楽してもうかるわけじゃない 素人さんの資産運用に対する誤解は、投資用の口座にお金を放り込んで適当な時期に売り買いすれば儲かると思っていることです。資産を運用するためには元手になるお金以外に、ほぼ毎日、数時間は情報収集・動向観察の時間が必要となり、それにともなう労力も絶対に必要となります。   私個人としては、この労力に対して得られる利益はちょっと時給のいいアルバイト(派遣)程度だと感じています。私は体調が不安定なので、断片的にしか株価や世界情勢をチェックすることができないということがあり、リスクの少ない商品にしか投資しないので、その程度しか儲かりません。ただ、外で働くようにまとまった時間を拘束されるということがないので私には便利です。 ■本物のトレーダーはそれが職業 短期的な投資で儲けようとする人たちをデイトレイダーと言います。そういうやり方でちゃんと儲ける人は、もともとの投資額が多いうえに、フルタイムの仕事以上に株価・為替(や先物)相場・世界情勢をチェックしなければいけなくなるので、もうそれが仕事のようなものです。 私自身は大した投資額ではありませんが、ちょっと知り合った株をやっている男性は「バブルの時にウン億つっこんで、バブルがはじけて半分以下になっちゃったよ~。」と笑っていました。本格的に儲けている人たちの投資額はこれくらいということです。 また、私の周囲で感じたことは、本当は儲かってない人ほど「株で儲かった!!」とまわりに吹聴し、本格的な投資家の人ほど損をした時の話しかしてくれないということでした。 (私自身も資産運用していることは、口の堅い2~3人にしか話していません。) 要するに、株で儲かったと吹聴する人の話は、話半分に聞いておくべきということ。本格的に長期に投資する人は得をするときもあれば損をするときもあるという心構えがあるので、儲かった時にいちいち周囲に「儲かった!儲かった!」と浮かれてしゃべったりしないのです。 ■ビギナーズラックでもうけた人は後に大損する確率が高い 若い頃に、素人同然なのに株で儲かって、外国に島を買ったなんて言っている人の話を鵜呑みにして私に投資の相談をしてきた友達がいましたが、私としては 「そもそも、それ本当の話?」というふうに聞いてしまいました。 もし、その話が本当だったとしても、そういうタイプの人は数年後には大損をしてしまったと言う話を本人以外の人から聞くことが多いです。これは非常に特徴的なことですが、素人で投資に一時的に成功した人は、そのあとに大損したことをしゃべりません。大体、誰かが株で大損した話は親族や近しい友達などから漏れるもので、損をした本人は周りに「儲かった!儲かった!」と自慢してしまった手前、恥ずかしくてその後大損したことをしゃべらないのです。 というわけで、株ですごく儲けたという人の話をうのみにしないことも大切です。 ■読者様に感謝の気持ちをこめて NISAがちまたで騒がれていますが、はっきりいうと100万円しか投資しないのであれば、情報収集する労力に対しての利益はものすごく少ないです。さらに、もともと多くない貯金をもっと減らすことになりかねないので金利のよい銀行に預けたほうがいいと思います。 今回の株価上昇は長くても東京オリンピックまで。それまでの間も乱高下があるでしょうし、また大きな災害が起こったり、経済や政治の情勢が急に変わったら暴落するという可能性もないわけではないので、撤退の時期を見誤らないように注意深く動向を観察した方がよいでしょう。 いつも読んでくださっている読者様に感謝の意味で 金融市場からの撤退のサインの一部をお教えします。 ・日銀が国債を買うのを止める。 ・アメリカが0金利政策をやめる。 私自身はこの2つのうち、どちらかが起こったら すぐに一旦、金融市場から資産を撤退させる予定です。